京極夏彦の伏線の張り方が好きです。
犯人やトリックが物語りの前半でちゃんと書かれていて
全体像が分かってから読み返すと
「あー!この時のこれはあの時のための伏線だったのかーー!!」
ってなる感覚が凄く好きです。

『エビデンス -全滅-』もそんな感じの伏線の張り方です。
『あらすじ』
LAで観光客を乗せ、ラスベガスへ向かう1台のバス。
バスは横転事故を起こし、乗客は助けを求めて砂漠の真ん中のガソリンスタンドにたどり着く。
しかし、そこに待ち受けていたのは鉄仮面で顔を覆った残虐な殺人鬼バーニング・キラーであった。トーチで次々と生きたままバスの乗客の四肢を焼き切り、巨大バーナーで焼き殺す。
一応ホラー映画なんですが
途中からかなり「犯人は誰だ!?」ってな雰囲気になりますし
事実あんまりホラー要素ないのでお子様にも安心の映画です
最後まで犯人が分からず
やっぱり全体像が分かってから
「あー!そういえば最初ッからハッキリと動機言ってたなーーー!!」
と思い出して背筋がゾクゾクします。
本当にお世辞抜きで久々に人に勧められるサスペンスホラーでした。
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